ワンクッションという名の注意書き。

*にょたパロです。
*長こへです。
*伊作がとんでもない台詞をはきまくりです。
*非常に中途半端です。


大丈夫な方は下スクロールでお願いします。
後味の保障は出来ません。























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(小平太視点)





彼女とは健全なお付き合いをさせていただいています*1





(小平太視点)




いつもなら大好きな昼食タイムなのに、何故か今日は憂鬱だった。
箸が進まない。なんだか気分も悪い。ご飯の匂いも嫌に鼻についてなんだか胃がむかむかした。

「…ごちそうさま」

半分もすすんでいないお弁当をしまうと、向かい側に座ってパンを頬張っている伊作に不思議そうな顔をされた。

「どうしたの?全然食べてないよ?」
「うん、なんか、ちょっと」
「体調悪いの?」

心配してくれるのは有難いが、病気とはちょっと違う気がして首を振った。熱もないし、少なくとも朝は元気だったと思う。
このまま保健室にでも連行しかねない伊作の勢いに、ご飯の匂いがちょっとな、と本音をそのまま投げてみる。
伊作は訝しげに眉を顰めている。

「ねぇ、最後の生理っていつ来た?」

何故か唐突に、それも神妙な顔をして尋ねてきた。因みに小声でだ。
そういえば、前きたのって何時だっけ?今月はまだだった気がする。
痛みが酷い伊作は毎回スケジュール帳にきちんと日付を書いていて、おまけに近くなるといらいらしやすくなったり胸が張ったりと色々前兆があるらしい。けれど、小平太は一度たりともそんな思いをした事がない。気がついたら来てて、いつの間にか終わっている。痛みもなく月のものが終わると伊作に言った日には、神様って理不尽!と泣かれたものだ。
そんなわけでなんとなく終わっているのでいまいち記憶がおぼつかない。上手く思い出せなくて指を折って数えてみる。ひぃ、ふぅ、みぃ。

「一ヶ月と一週間前くらい?」
「…中在家くん家行ったの、何時頃だったか覚えてる?」

突然方向転換した伊作の会話に、反応が少し遅れてしまった。
伊作の言う「何時頃」は、多分初めて部屋に上がった雨の日の事なんだとすぐに察しはついた。ずぶ濡れで通された部屋で肌を重ねてしまったあの日、二人は友だと呼ぶことさえ危うい希薄な間柄だった。それからまぁ色々あって、めでたくお付き合いを始めたわけなのだけれど。
さすがの小平太もあの日だけは忘れない。
うっかりでは済まされないあの日の出来事は馬に蹴られたって忘れないと思う。

「ニ、三週間前?」

その言葉に伊作の表情が更に曇った。
伊作は食べかけのパンをしまうと、こっちに来て、と手を掴んで廊下をどんどんと進んでいく。小平太からは後姿しか見えないのでもう表情は伺えない。
連れていかれた先は特別教室、校舎の端にある化学実験室だった。ただでさえ冷えるのに、そこはさらに薄ら寒い。
声をかけようとしたとき、振り返った伊作は神妙な面持ちで口を開いた。

「ねぇ、ちゃんと避妊したの?」
「は?あ、え、えーと」

避妊、という単語がいまいちピンと来なくて曖昧な返事しか出てこなかったけれど、時間を置けば伊作の言わんとすることがなんとなくわかった。
保体の授業でそんな話もしたなぁと、あまり使わない脳みそをフル活動させて記憶を手繰り寄せてみる。
そうして振り返っては見るものの、正直あの日自体は覚えていても、内容に関しては殆ど覚えてない。自分がどうやって帰途に着いたのかもぼんやりとしか覚えてないのに、

そんな最中の事なんて全く思い出せなかった。
倒されて、服脱がされて、ああ、それで長次も脱いだ。それで…、ん?どうしたっけ?

「覚えてない」
「はぁ!?」
「すまん、全く記憶にない」

きっぱり告げると伊作はどんどん青ざめていく。
自分なんかより遥かに具合が悪そうになっていく親友の姿に心配になる。

「な、な、な、中に出されたとか、そんな事ないよね…?」
「え?」
「でも突然だったろうしゴムとか持ってなさそう……生はありえるよなぁ。外だしじゃ避妊にならないし……っていうかピルって飲んでない?」

伊作の口からどんどん生々しい単語が飛び出てきて顔が引き攣るのがわかった。
男が居た経験もないのになんでこうも色々知っているんだ。いや、授業でも習うし知ってるもんなんだろうけど、純粋培養畑で男と一定距離を置いた伊作から発せられるものだから破壊力は半端ない。クラスの男共が聞いたら卒倒するぞ。
言いたい事は色々とあったけれど、とりあえず「飲んでない」とだけ返事をした。

「じゃあ、今の体調を教えて。出来るだけ詳しく」
「えーと、あんまり食欲ないって言うか、ご飯の匂いが気持ち悪くて、なんかだるい」

そういえば、と思い出す。

「あと、なんか胸が痛い」

普段は大して気にしていなかったけれど、最近になって下着が妙にきつくなった気がした。あと、揺れるとなんか痛い。
言い切るよりも早く伊作の手が胸に伸びてきて、おまけに力いっぱい掴まれた。
痛い!すっごい痛い!!

「ちょ、すごい張ってるじゃない!?」

今まで経験した事がなかったからよくわからなかった。単に胸が成長してるのかと思っていたけれど、どうやら違うらしい。
そういえば、伊作は生理前に胸が張るとか言ってたな。毎回この痛みに耐えているのか…ご愁傷様です。

「…妊娠してるんじゃないの?」
「ははは、まっさかぁ」
「言っとくけど中で出さなくても、生でつっこまれただけでも十分妊娠するんだからね!」

わかってるの?と捲くし立てられれば全く反論できなかった。
軽率な行動をとった私が悪かったです。大変申し訳ございません。
その後もひたすら善法寺先生の保健講座(性活編)が続いて昼休みは終わった。








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2010/9/24〜2010/10/18
(拍手短文)



にょた化したら一回はやってみたいよねーってネタでしたが、色々シャレになりそうもなかったので(そして途中で心が折れたので)中途半端に終了です。すみません><
残りは各自で補完してください。

気が向いたら書くかもしれません。






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